スパイス香る、大人のキャロットケーキ(バター不要、甘さ控えめ)

小さい頃にんじんが苦手でこれまでキャロットケーキは食べず嫌いでした。オトナになり、今ではにんじん好きになりました笑。
キャロットケーキができた歴史が知りたくなってレシピをまとめる前に調べてみました。

にんじん入りのケーキは、長い歴史のあるお菓子。砂糖がとても貴重だったヨーロッパでは、にんじんの自然な甘みが砂糖の代わりに使われていたそうです。第二次世界大戦中のイギリスでも、配給制限で甘いものが不足した時代に「にんじんを使ったお菓子」が推奨され、家庭で広まる。その後アメリカでは「野菜を使ったヘルシーなケーキ」として人気を集め、クリームチーズのフロスティングをまとった現代のキャロットケーキが定番になったとか。

今回、砂糖を控えめにしてスパイスを効かせた“オトナ味”で焼いてみました。にんじんの自然な甘みとスパイスの香りが重なり、紅茶によく合うケーキです。にんじんが苦手な方にも楽しんでいただけるとおもいます。是非作ってみてください。

材料　(18cmパウンド型)

薄力粉　100g
ベーキングパウダー　小さじ1
きび砂糖　45g
卵　2個
オイル　60ml（太白ごま油や菜種油などクセのない油がおすすめ)
にんじん（粗めすりおろし）100g
牛乳　40ml
はちみつ　大さじ1
ラム酒　大さじ1

スパイス
*シナモン　小さじ1
*ジンジャー　小さじ1/2
*ナツメグ　ひと振り
*カルダモン2粒をみじん切りに
*クローブ　2粒をみじん切りに

作り方

1. 薄力粉、ベーキングパウダーとスパイス類を合わせてふるっておく。

自宅にカルダモンとグローブの粒があったので、包丁で細かく刻んで生地に入れています

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2. 別のボウルに卵と砂糖を入れ、泡立て器かハンドミキサーで少しもったりする程度までよく混ぜる。もったりしたら、オイルを少しずつ加えながらよく混ぜる。

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バターではなくオイルを入れるメリットは、バターのようにクリーム状にする必要がなく他の材料と混ぜやすい。またケーキが冷めても固くならずしっとり感が長持ちする。

4. はちみつ、ラム酒、にんじんを加えて混ぜる。

5. 粉類の半量を加え、牛乳を混ぜ、残りの粉類を加えてさっくり混ぜる。

生地のしっとり感をキープするために牛乳を入れます！

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6. 型に流し、空気を抜くため型の底をトントンとたたく。
オーブン　170℃ 、35〜40分焼く。

焼き上がったら、ラム酒　小さじ1を刷毛で表面に薄く塗る。(分量外)

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熱でアルコールが飛び、香りだけ残ります。

翌日、温め直す場合はトースターで焼き直すとスパイスが香ります！

Translation

Spiced Carrot Cake Recipe (18cm loaf pan)

Ingredients

• Cake flour – 100g
• Baking powder – 1 tsp
• Raw cane sugar – 45g
• Eggs – 2
• Neutral oil (like light sesame oil or canola) – 60ml
• Carrots, coarsely grated – 100g
• Milk – 40ml
• Honey – 1 tbsp
• Dark rum – 1 tbsp

Spices

• Cinnamon – 1 tsp
• Ginger – ½ tsp
• Nutmeg – a pinch
• Cardamom – seeds from 2 pods, finely chopped
• Cloves – 2, finely chopped

Instructions

1. Sift together the flour, baking powder, and all the spices.
   Tip: I had whole cardamom pods and cloves at home, so I chopped them finely with a knife before adding them to the mix.
2. In a separate bowl, whisk the eggs and sugar until pale and slightly thickened (you can use a whisk or hand mixer).
3. Slowly add the oil while whisking until well incorporated.
   Why oil instead of butter?
   • No need to cream butter—it blends more easily.
   • The cake stays moist longer and doesn’t harden when cooled.
5. Stir in the honey, rum, and grated carrots.
6. Add half of the flour mixture, then the milk, then the remaining flour. Mix gently until just combined.
   The milk helps keep the cake moist and tender.
7. Pour the batter into a loaf pan, tap the bottom lightly on the counter to release air bubbles, and bake at 170°C (340°F) for 35–40 minutes.
8. Once baked, brush the surface with 1 tsp of rum while still warm.(a little extra, not in the ingredient list).
   The alcohol evaporates, leaving only the aroma—so good!

This cake is moist, fragrant, and subtly sweet—perfect for afternoon tea.